2140 亀山公園辺りのドングリ

竃山公園周辺は市役所、美術館、ザビエル記念聖堂、図書館などがあり、県庁までもすぐの、山口市の中心地域。この辺り全体が木々が多く、ドングリの宝庫。アベマキ、クヌギ、コナラ、ウバメガシ、イチイガシ、アラカシ、シラカシ、マテバシイ、シリブカガシ、スダジイ、ツブラジイの11種類のドングリが生えています。
今日の山口は朝から小雨模様、昼過ぎにゴミ棄てに出たついでに、亀山公園周辺に行ってみました。




マテバシイにそっくりなシリブカガシ。マテバシイには稜角が無し。が、シリブカガシは3つの稜角があって、三角形、お尻の穴が深く(尻深カシの名前の由来)、三角形。日本にあるドングリの花が咲くのは初夏の頃なのに、シリブカガシだけは9月に花が咲く、不思議なドングリ。

シラカシのドングリ。シラカシという名前は材が白いので白カシ。鍬や鎌の柄や、板材として使用されています。比較的寒冷地を好むカシ。


市役所の構内にあるアベマキ。ドングリはクヌギにそっくりです。アベは岡山地方の方言で「粗い」。樹肌がごつごつ、粗いので。樹皮が厚く、コルクとして使用されていました。




ウバメガシはコナラやクヌギの仲間ですが、この仲間で唯一の常緑樹。海が近い温暖な場所を好む樹木で、地中海にある樹木とよく似ています。ドングリはお尻と頭が同じ大きさで。お皿(殻斗)が浅く、熟れる前にこぼれ落ちます。庭木や生け垣によく利用されています。備長炭はウバメガから作られています。

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by ab300211
| 2015-12-02 18:39
| 植物