1937 アブラチャンとクロモジ
葉が落ちて明るくなった、芽生えの頃の雑木林に行くと、いろんな色が見えてきます。アブラチャンの花が咲いていました。
油瀝青と書いて、アブラチャン。瀝青は石炭や石油などのように、CやHをたくさん含んだ、物質だそうです。油+瀝青 のアブラチャンは ちょっと変な名前です。アブラチャンは、よい香りがして、よく燃える成分を含んでいるそうです。北国ではこの木を曲げて 「かんじき」を作っていたそうです。
で、こちらは 楊枝で有名な、クロモジの花です。 アオモジ、アブラチャン、クロモジ、シロモジ、カナクギノキ・・・などは クロモジ属の樹木です。農業が盛んで、日本人の生活が有機的だった時代には、よく利用された樹木達だったようです。