1935 ショウジョウバカマ(シロバナ)
ジョウジョウバカマの 「ショウジョウ」 は中国の伝説上の動物の、酒好きで顔が真っ赤な「猩々」。 たぶん顔やお尻が赤い、マントヒヒなどの猿から連想して、生み出された動物か。 赤い花が猩々色で、拡がった葉が袴で→ショウジョウバカマ。
家の回り、流しの回り、野菜などが入ったゴミ箱、果物屋、酒屋、酒蔵、みそ蔵、ブドウ園などに普通にいる、小さなハエで、酵母をエサにして育つ、ショウジョウバエも、目が赤く=猩々色なので、そういう名前になったのでしょう。
ショウジョウバカマは普通は濃い赤紫色をしていますが、こちらは花が白い ショウジョウバカマです。
ショウジョウバカマの花の色は 薄い朱色~薄いピンク~濃いピンク~赤紫 といろいろあります(森羅万象社の倉庫のどこかに写真があるはずですが・・・・すぐには出てきません (-.-;)y-~~~)。
色素の素 → あ → べ → → 猩々色 と、化学反応でアントアシアニン系の赤い色素が作られて、赤い花色になっていくのでしょう・・・しかし、この白い花系はそれが途中で途切れていて、赤い色素ができず・・・・①白い花 ②暖かい地方に多い。ので、ショウジョウバカマの変種、シロバナジョウジョウバカマと呼ばれています。 社長は「色が違ったくらいの変異で違った名前をつけるのは????? 動物の分類はもっと深く広く大局的」 と思っているようです。
力強い赤も良いけど、白いジョウジョウバカマはそれなりにロマンス度も高く、趣があります。