1934 ヒサカキ 春の山の臭い
これがヒサカキです。日当たりがよい、林の縁などに普通にある小さな木です。 公園や駐車場にも、刈り込まれた生け垣になって、よく植えられています。誰でも一度は見たことがある木です。
春の山の臭いの素は、葉の裏の枝にビッシリ並んで咲いています。
臭いと香りはどう違うか? 広辞苑を見ると
① 「香り」 :よいにおい。つややかな美しさ。
「におい:は 匂 と 臭 の2つ漢字がありました。
② 「匂い におい」 : かおり。香気。 はなやかなこと。艶々しいこと。
③ 「臭い におい」 :くさいかおり。 くさい=いやな臭い
香りにはいろいろ種類があって 、臭い(くさい)も香りの一つなのか ?臭い(におい)にはいろいろ種類があって、よい臭い=香り なのか?悩んでしまいます。
人間が臭いを感じる「嗅覚」の嗅という字の意味は何やねん??と悩みが深くなります。が、
こういう事は 「Morris日乗」のMorris.さんに相談すると問題解決ですが・・・・
ヒサカキの 「におい」は どちらかというトイレ系の「ほんのりくさい」系です。 が、嫌いでも好きでもありません、「変な臭いだけど春が来た」の嬉しい臭いです。
ヒサカキの花は5mm程度の小さな深鉢型で、時にはうっすら赤い系もあります。 雄花と雌花があって、写真はどちらも雄花です。
ヒサカキは珍しい木ではなく、家から150歩のお宮にもあります。 ヒサカキが咲く頃には、庭の沈丁花も咲いています。 「いい香り、いい匂い」 と眺めていると ヒサカキの臭いも漂ってきます。 今年はお宮のウグイスが 3月始めから絶好調で、 「ホ-ホケキョ」 のいい声が 毎日聞こえてきます。