1797 マムシグサ

桜はいろいろあるけれど 「ヤマザクラが一番ええなぁ」 の山桜も散り始め いよいよ春本番です。 天気がよいのでいつもの散歩Bコ-スの木戸公園の上の方にある 鋤尖山(すきさきやま 437m?)に行ってみました。山と言っても、頂上まで20分のとこまで車で行ける 市民の憩いの山。


フデリンドウやシュンランでも見たろ!と思って来たのですが・・・森の下の小さな木や下草が きれいさっぱり刈り払われ・・・・登山道の整備はいいのですが、安全のために?見通しをよくする作戦なんでしょうか。 自然は庭とは違うよ~ 森林公園の名が泣くぞ! で、その跡がマムシグサの楽園に。 わたし的にはマムシグサ大好きなので ま いいかぁ


マムシグサの仲間は ムサシアブミ、ユキモチソウ、ウラシマソウ、テンナンショウ・・など、いろいろの名があり、むか~しから 「おっ! こりゃなんじゃ!」 と それぞれ名前を考えたんでしょうね。
マムシグサはサトイモ科、怪しく妖しいサトイモ科の花 だ~い好きです。 こんな怪しく妖しい、変な花を追求すると 「花ってな~に」 が分かるんです。( 変の追求は真実を導くの法則-生物学の常識)
花のように見えるのは葉(苞葉)で、全体は仏炎苞と呼ばれ、本物の花は、この中の棒で、棒の下の方に隠れています。 植物の部品は、根、茎、葉しかありません。 花は葉(花葉)が変身してできるのです。 なお、ドクダミの白い花びらも苞葉です。 マムシグサの場合は本物の花を第二の花で包む と 手がこんでます。 ブ-ゲンビリアやアジサイもそうですね。
自然の神様はダル~い性格で、植物を作成する時に 根 茎 葉 しか設計しなかったんです。 その後 「あの花も作って欲しいんですが~」 言われた時 「新しく設計するのイヤだなぁ 葉から作ろ」 ということで、植物は 柔軟度125% 手段は問わない 結果よければ全て良しです。
自然観察会なんかに行くと 「これはあれ」 「それはそれ」 式の名前を覚えることに終止してることがほとんどですね~が、それは本物の分類学でもなく、単なる記憶力テストであって 駅名を100言えると同じ。
あるものを見て-生きてるって何かな?-の「生命の仕組みを知る」 のが「自然を楽しむ」 ことなんです。「木を見て森を知る」が自然観察です。
