1781 毘沙ノ鼻 本州の西の端
吉母(よしも)から岬へ向かう道をそろそろ行くと、きれいな駐車場があり ここだな! 遊歩道の入り口には 「本州最後の夕陽が見える丘」 の柱が立っていました。 なかなかの殺し文句です。が、岬の方が殺しの文句度は3倍です \(^o^)/
ほんの1分で広場に到着。この先端が本州の西の端です(ほんとは、この岬の下の海岸が 西の端になるのですが それは真実でもあるけど 余計な事でありますね)
おお~絶景 絶景ですっ。目の前には蓋井島(ふたおいしま)、春分、秋分の日にはこの島からちょっと右に夕陽が落ちるはずです。
蓋井島には人が住んでいますが、地上に巣をつくる珍しいハトがいる照葉樹林が残されており、一度は行ってみたい島です。 「長門なる沖つ借島 奥まへて 吾が思ふ君は 千歳にもがも」 -753年、都の橘家の宴で、長門守巨曽倍対馬(ながとのかみこそべのつしま)詠んだ歌。万葉集にも載っていて、沖つ借島(=蓋井島)は古代には名が知れた島だったようです。 島の左側のはるか彼方に、福岡県の宗像(?)らしい海岸が見え。西の風景は、古代ロマンに満ちた海です。
こちらが北の風景です。霞んで見える平らなのは万葉集にも詠われた角島です。 さて、ここで問題です。本州の北の端は青森県ですが、南と東の端はどこでしょうか? 南はやっぱり山口??
東の端は岩手県、南の端は和歌山県。 漠然と見ている日本地図、よ~く見ると・・・本州を南北に分けず、東日本・西日本と分けるはず!も、納得できた 本州の西の端でした。