森羅万象

2150 縞状鉄鉱石

b0211627_12174261.jpg


縞状鉄鉱石は写真のように縞模様が特徴的な鉄鉱石である。一般に非常に大規模な鉱床を形成しており、現在工業的に使われる鉄の大半はこの縞状鉄鉱石から造られている。今、日本で造られている鉄製品の多くは、約10数億年前に生成されたオ-ストラリア産の縞状鉄鉱石から。ということで、私たちは10数億年前に囲まれて生活していることに。

b0211627_1218217.jpg


b0211627_12185089.jpg


上は約25億年、27億年前に生成された縞状鉄鉱石。

縞状鉄鉱石は、無酸素状態の海水に大量に溶解していた鉄イオンが、藍藻生物の光合成が始まって、その副産物である酸素分子に酸化されて海中に沈殿したものと考えられている。酸素分子は強力な酸化剤なので、海中に溶解している Fe2+ を酸化して Fe3+ に変える。Fe3+ は水に対する溶解性に乏しいため水酸化第二鉄Fe(OH)3として海水から析出して沈殿し、それが岩石になったと考えれている。

今から30億年以上前。その頃の地球は、二酸化炭素が今の100倍は濃く、灼熱地獄。紫外線ほかが降り注ぎものすごく危険で、地表に生き物の姿無し。 の、頃のある日。海の中で、二酸化炭素を材料にエネルギ-獲得して生きる藍藻細菌が誕生。そして、藍藻がどんどん増えて、材料の二酸化炭素はどんどん減少。地球の温度は地獄から、やがて普通温度に。の一方、藍藻が廃棄物として作るのが酸素。その、酸素がどんどん増え、オゾン層がつくられて紫外線カットで地表は安全に。の、うちに、酸素を利用してやろうか!と、いう生物が現れて・・・・時は流れ流れて、酸素を吸って生きる、今の私達があるわけです。


b0211627_1219515.jpg


身近な藍藻生物は今も見られ、道端に地面に妙にブヨブヨしたワカメ状の塊もその一種でイシクラゲと呼ばれています(1251)。

Home
[PR]
by ab300211 | 2016-01-18 12:19 | 風景