森羅万象

2009 タコノアシ(蛸の足)

去年 岩国市で、朝日新聞の山口版(土曜日)に 『ふるさとの花』 を連載しておられる、南先生にお会する機会がありました。山口県の植物の分類と分布にあかるい、植物分類学の専門家です。旧知の間柄だったので 「あの~ この辺りにタコノアシはありますか?」 「いくらでもあるよ(←分布に詳しい南先生の口癖?)。市内の錦川の○○橋の近くの河原にいっぱい生えています」 「明日から石垣島、西表島、与那国まで植物観察に」 もう相当のお歳になられましたが、羨ましいほどの元気度は5☆、飽くなき向上心も5☆です。

場所は聞いていたのに、去年はタコノアシ探索を忘れていました。慌てて今年、錦川に出動しました。


b0211627_17581198.jpg

河原が広場のようになった河川敷で発見しました。百聞は一見に如かず。この植物は確かに「蛸の足」です。 タコノアシは水位(水没も含む)の変動がある、水田、休耕田、河原・河川敷や湿地などに生える多年草です。

b0211627_1891579.jpg

b0211627_189538.jpg

タコノアシの花(密集した花の固り=花序)。まだ花序が蛸の足のように伸びていない頃のタコノアシ。

b0211627_18152340.jpg

11月になって、蛸の足が完成。河川敷は蛸の足広場になっていました。 五角形は種子(5つの花が固まって種子に)。あまり蛸に馴染みがない、西洋では 「Penthorum → 5つを単位とした」 と名付けているようです。

b0211627_18213952.jpg

どのタコノアシも細かい乾燥した泥が張り付いて、埃まみれになっていました。また、ゴミのような破片が足の先端や体のあちこちに張り付いていました。写真撮り中に気がつきました。終了時には長靴が埃まみれに。白くなっていました。 水量が半端じゃない錦川。 蛸の足河川敷は、豪雨の時は水没。→ 泥を被る、塵が付く。→蛸の足は相当、頑丈な奴と分かりました。

たぬき藻、狸豆、狐カレイ、猫柳、熊蝉、・・・など 名前に動物の名がついた生き物はいろいろあります。我が家の入門クラスの図鑑で蛸を調べてみました。 蛸の足、タコノキ(蛸の木)、タコノマクラ(蛸の枕=ウニの仲間、カシパンの仲間)の3種しか無く、蛸は人気が無いようです。蛸の枕は見たことあるし、蛸の木は?どこかで見たはず。 画像がないか探してみました。


b0211627_18334466.jpg

b0211627_18343093.jpg

、画像が探し出せなかったので・・・・、ケアンズ(オ-ストラリア)の旅ファイルを開いてみました。上の画像は足が多すぎるので蛸の木ではなく、たぶん下が蛸の木です。

b0211627_18355666.jpg

b0211627_18362653.jpg

b0211627_18444778.jpg

ついでに、懐かしい画像を並べてみました。町中にある家の庭を覗いていると、1m近いトカゲが。夕方になると空には、羽を広げると、1m近いオオコウモリ(大コウモリ)が悠々と飛んでいました。ワイルドなケアンズの町を思い出しながら 蛸の足の報告を終わります。



[PR]
by ab300211 | 2013-11-11 18:38 | 植物