森羅万象

2007 ウメバチソウ(梅鉢草)

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ヤマジノギク(山路野菊)の花が咲き乱れる頃になると、ウメバチソウが見頃になります。 ヤマジノギクは青紫系の野菊の中では、大きくて、最もきれいな野菊の一つです。が、欠点があります。ノコンギクやユウガギクが茎の上部で 花が固まって咲くのに対して、ヤマジノギクは四方八方に勝手気ままに枝を伸ばして その先に花が咲きます。「みんな仲良しよね」と言いながら実際は、「あの人は嫌い」のおばちゃんの集団、会社員のような集団のヤマジノギク。

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秋吉台のウメバチソウは 草丈が低くて、日当たりが良い草原にいくらでもあって、白い星を散らしたように密集して咲く場所があちらこちらに。 5年くらい前まで?ウメバチソウの花園だった場所を(許可を得て)、2年続けて草刈しました。草丈が元の高さくらいに戻って?ウメバチソウが復活してきました。意外と繁殖力があるウメバチソウです。

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花びらは5枚。まん中の雌しべを囲んでいる雄しべは5本。乳白色の塊は花粉が詰まっている、雄しべの先端(=葯)。花が咲いた日には まん中で固まっていますが、翌日から雄しべの花糸は伸びて、葯が開いて花粉を出します。 花粉を出した雄しべは 花びらの上に倒れていきます。 

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翌日に第2の雄しべが伸びて、開いて・・・・、1本づつ雄しべはこれをくり返していきます。 7日くらい経って、雄しべが全部倒れると、雌しべは成熟して、受粉が可能に。 同じ花の雄しべと雌しべで、受粉をしない仕組みです。花が咲く植物の半分近くは、この家庭内別居方式で、種子を作るそうです。

黄色の粒は腺体。仮雄しべの先端にできます。蜜はこの仮雄しべの根元辺りで、出ているようで、蟻がそこらに集まっています。

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花びらが落ちたウメバチソウ。緑の5枚はガク。5本の白い棒は 雄しべの花糸。

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中学2年生で写真撮りを始めました。意外と白を白に撮るのは難しい。




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by ab300211 | 2013-11-03 20:43 | 植物