森羅万象

2005 クズ(葛)のア-ト

b0211627_18482968.jpg


山上憶良が七夕の夜に詠んで、万葉集に載っている秋の七草の歌は 「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花」 「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」。葛は夏に花が咲いて、ハギやオミナエシ、ナデシコ、フジバカマ、キキョウとともに、立秋の頃の日本の野原を飾る植物です。

葛は根から良質のデンプン-「葛粉」がとれ、茎は「葛布」という布になり、家畜の飼料としてもお役立ちの(=馬のぼた餅)、生活に有用な植物として、昔から日本人には親しまれてきました。

1893(明治26年)1876年(明治9年)にはアメリカのシカゴフィラディルフィアで開催された万国博覧会に 「日本の自然と文化を示す植物」として出品(展示)されました。

葛の旺盛な繁殖力を知り、葛に興味をもったアメリカの政府は 緑化植物として 葛をアメリカに補助金を出して、導入したそうです。ダム建設や道路工事で新しく出来た斜面になどに植えると成功。 当時は緑化植物としてもてはやされ 「葛の女王コンテスト」 が開催されたそうです。 アメリカに拡がった葛はその繁殖力がものすごく、一年間で一株のクズから茎が合計で1200m以上伸びるという観察例もあるそうです。


しかし、戦後になると、放置された牧場や耕作地を覆い尽くし、電柱などによじ登る、クズは「グリ-ン・スネ-ク」と怖れられて、クズの評価は、駆逐すべき悪役の植物に変身しました。 
今では、日本のクズとワカメは国際自然保護連合 (IUCN) が「その土地の固有の生物を滅ぼすので駆逐せないかん!」と定めた 世界の侵略的外来種ワースト100の称号を貰っています。「よその国の生き物にケチをつけるというのは、国際化という名の植民地主義だ!」と我が社の社長は怒っています。


b0211627_19444094.jpg

『葛の小さな島』


b0211627_19463766.jpg

『葛の桂林-in 中国』


b0211627_1948285.jpg

『葛の恐怖』


b0211627_19502048.jpg

『葛の巨人と恐竜とゴリラの行進』


b0211627_19521756.jpg

『葛のドラゴン』


b0211627_1954267.jpg

『葛のワンちゃんワンちゃんに良く似た、鼻が細い象』


今年の夏は36度~38度の猛暑でしたが、葛は元気よく、被い茂っていました。もっと面白い形を見たのですが、意外と写真を撮っていませんでした。みなさまの投稿をお待ちしています。 森羅万象社-後方部

b0211627_2095220.jpg

確かに踏み切りには入っていませんでしたが、線路の土手は葛の海状態でした。が、この看板がその後どうなったか?は未だ確かめていません。



投稿画像の部


b0211627_21542925.jpg

モリゾ-とキッコロ』 by gula : ブ-ゲンビリアnote

[PR]
by ab300211 | 2013-10-27 18:49 | 植物