森羅万象

1976 秋吉台で自然観察会

「小学生の自然学習の観察会があるから、手伝いに来てくれん?」とhigeさんから連絡がありました。「社長は全然役に立たんよ!」「案内役は一人でも多い方がいいから。アベさんが来てくれたら 鬼に金棒 花より団子」 長年の友人で、いつも野菜を貰っているhigeさんのお手伝いで、秋吉台に出動しました。

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梅雨が明けた、これから暑くなる秋吉台です。木陰がない秋吉台の夏は、あっという間に日焼けする暑さです。higeさんと、Mさんと、雑談するうちに、引率の2名の先生と、4年生~6年生の8名の小学生が到着しました。higeさんが子供の頃は数百名の児童が居た学校だそうです。田舎の少子化は予想以上にすすんでいます。

では、hige先生お願いします。 
「これは何かな?」 「?????」 「ナガイモの葉 昔ドリ-ネで育てていたのが逃げ出して、生えています」
「ナガ芋って何?」 「ス-パ-で見たことない? すったらドロドロ、ネバネバして、ご飯にかけたことない?」「ある」
この隣の大きなのは葛の葉 」 「クズって何?」 「くず餅って知っとる?」 「食べたことあるような気がする」

自然に囲まれた子供達(大人もそうですが)、意外と身の回りの自然には無関心です。友達と遊んだり、外遊びより室内でゲ-ムをする方が、面白いので 無理もありません。 

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子供の自然学習用にhige先生が作ったテキスト・ブック。 内容は充実、hige先生はやります。

梅雨明け直後だったので 遊歩道に水溜まりが出来ていて、アメンボが4匹くらい居ました。「アメンボは知っとるよ」 「でも こんな川も池もない所に居るのは不思議じゃない? アメンボは空を飛んで来たの」 「えっ アメンボは飛べるのっ!」

アメンボは割と可愛い昆虫と思われています。が、口が注射針のようになっていて、水に落ちた、生き物に、その針を刺しこんで 中味を吸い尽くす怖い奴です。 蟻が3匹くらい水面でバタバタしてしましたが、アメンボが発見して、泳ぎつけてきました。 「知らなかった!」 引率の先生が感激していました。


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自分用に撮った写真。 秋吉台の道沿いでよく見かけるヨ-ロッパから来た、帰化種。産地の英国では 「アン王女のレ-ス」と呼ばれているそうです。日本名は「野良人参」

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hige先生がカマキリモドキ(ツマグロカマキリモドキ)が止まっているスズサイコ(鈴柴胡)発見。カマキリモドキは前半分がカマキリで後部と羽が蜂で、実体はカゲロウ。と、意味不明な不思議虫です。
スズサイコの花は夜に咲きます。カマキリモドキは その花に来る虫を食べます。昼間から蕾に止まって待機しています。 「鈴 最高~」 「鈴 最高~」


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「カセンソウ (歌仙草?) に珍しいチョウが居るから探してみよう!」 オオウラギンヒョウモンは、秋吉台の草原以外では、ほとんど見られなくなった、超珍しいチョウです。

あの鳴き声は「セッカ」 「セッカチ?」 「セッカチっ?」 などど遊びがら草原を散策して、「 よし、最後は、小さな花が咲いているランを見つけてネ」

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8人の子供達があっという間に見つけ出したササバラン。子供の視力はすごい。

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「面白かった?」「暑かった~」 「暑かったね~」「また来てね」

ということで、暑い草原の観察会は終了しました。 終わった終わった!売店に直行し、250円のソフト・クリ-ムを食べました。

自然観察会というと 生き物の名前をひたすら教えて、覚えてスタイルが横行しています。森羅万象的には125%それは間違い。自然観察は分類学ではありません。分類学はプロフェッショナルのお仕事です。木の名前を知ることは必要ですが、自然と人の関わりを知る。自然の仕組みを知る。「木を見て森を知る」が目的ですっ!
「じゃ またね 9月も来てね」 「えっ 9月にもあるんか!」「2つあるよ」 (-.-;)y-~~~ 



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by ab300211 | 2013-07-11 17:18 | 風景