森羅万象

1965 ブナ林の春 臥龍山 (後編) ムシカリ

b0211627_17543270.jpg

『ブナ林の春は林床から---』  ブナ林では、高木のブナやミズナラの葉が開いて、太陽の光を遮る前に、下の方に生えている背が低い植物達が 先に葉を出して、花を咲かせていきます。

b0211627_17574679.jpg

b0211627_17564554.jpg

まだブナの葉が出る前のブナ林では、このムシカリ(オオカメノキ)の花が咲いています。花びら付きの大きな花は装飾花、装飾花に囲まれている 粒々の小さな花が両性花(種子になる花)。アジサイの花と同じです。

で 名前の「ムシカリ」は一体なんや?? 気にかかります。 仮に、図鑑などを作った人に「ムシカリ?」 どういう意味ですか? と聞くしかありません。が、それでも 「ムシカリとみんなが呼んでいるからです」 となること疑いなし。で、ムシカリの意味はと尋ねても、諸説紛々になること間違いなしです。
生物の名前の由来は文系・理系を問わず、興味を惹くようで 学術的普及的な出版物が∞にあります。

誰がどういうつもりでそんな名前に?の名前の由来がはっきり分かることもあります。2005年に日本人の井上・岡本が発見して面白い名前を付けた生物が居ます。
それは「ハテナ」 です= はてな?これは植物か動物か?はてな??? と思わずその名前にした、不思議な原生生物で、世界的な話題になりました。国際的な学名は 「Hatena arenicola」 日本名はハテナです。


b0211627_17585459.jpg

b0211627_17591797.jpg

ネットを見ると、昆虫がムシカリの葉が好きで、葉を囓るので 「虫刈り 虫狩り」 「虫食らう」 → ムシカリ が威張っています。 おそらく人のHPを見て、コピ- and ペ-ストして 拡がっているのでしょう?

 が、ネットの知識はあまり当てになりません。ネットは誰も校正もしてなく、正否を判定するシステムがないので、各々の人が正しいか、どうかの判断力や知識力が必要です。 →元になっている学術的な辺りまで確かめ、検証して、判断する必要があります。森羅万象も当てになりません (-_-)゜zzz・・・

ムシカリの由来についてはあの牧野富太郎ほかが、取り組んでいます。前川文夫や、「民族と植物」の武田久吉は 「ムシカリの語源はアイヌ語」説。 ガマズミやムシカリの枝は、何かを束ねて縛るに使う ユイソ(結い麻)から転じて、そんな名前になった説もあります。 が、ムシカリ? それは何???です


b0211627_1805843.jpg

b0211627_1812516.jpg

b0211627_1814616.jpg

b0211627_182493.jpg

安心の名前の、ミヤマカタバミ(深山かたばみ)も咲いていた、臥龍山のブナ林の春でした。


[PR]
by ab300211 | 2013-06-13 18:07 | 植物