1953 京都の春旅(6)吉野-後編
途中で寄ったトイレの横の斜面に イチリンソウが咲いていました。吉野でイチリンソウが見れたか~
エンゴサク、セントソウ、オドリコソウ、スミレ、コンロンソウ・・・・あれはニリンソウでは? トイレを待ってる人の20mくらいの列から 「怪しい奴がおる~っ」 光線が飛んで来たので、やめておきました。
葉桜の隙間から蔵王堂が見えてきて・・・立ち止まって記念撮影の人達が ここが展望所かっ!
これが満開だったら 感激150%間違いなしの、上千本です。
展望所の小山を5分ほど、降っていくと、山上行きのバス停留場がありましたが、バスを待つ人は長蛇の列で・・・・「今日はここまで」 にして、桜のケ-キでお茶しました。 お茶のあとは 蔵王堂の方へ引き返しました。
蔵王堂の近くの、吉水神社に寄ってみました。この建物が京都から逃れた後醍醐天皇がたどり着いて、最初に南朝をおいた住居(吉水院)です。「南北朝時代」 の実体がこれか (-.-;)y-~~~ の小さな建物です。
人が集まっている場所がありました。 ここが有名な 「一目千本」 。 絶景 絶景!の 「一目千本」,でした。
桜は満開を過ぎていましたが「吉野の桜を見たぞ」の安心感に浸りながら、また、ロ-プウェイで近鉄吉野駅へ。
橿原神宮前までは各駅停車の大阪行きの急行は、通勤電車のように混んでいました。橿原神宮前で京都行きに乗り換えてやっと座れた、吉野遠征でした。
雲を呑んで 花を吐きたる 吉野山 -蕪村
またれつる 吉野の桜咲きにけり 心を散らす春の山風 -西行法師
吉野山 雲をばかりに尋ね入りて こころにかけし花を見るかな -西行法師