森羅万象

1903 京都(5) おけら参り 八坂神社

「じゃ~翔チャン お留守番よろしく。 おけら参りに行ってくるね」  京都でお正月は またと無いいチャンス。大晦日の晩ご飯も終わり、202番のバスに乗って祇園の八坂神社へ。

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7時半に到着しましたが、もうたくさんの人が来ていました。深夜には身動きができないほどの人出になるそうです。

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八坂神社の代表的祭事は 「祇園祭」と「おけら参り」です。おけら参りは 「おけら火」を頂くために お参りすることです。(厳密には元旦の早朝のお参りのようですが---)

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境内のあちこちに、怪しい物を担いだお兄ちゃんが立っていました。「お~ これが火縄か~」 おけら火を頂いてかえるための火縄、1本700円。神社の直売所では1200円でした。


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本殿前にある おけら灯籠 にはもう50人以上の列ができていました。

「おけら火=白朮火」 は12月28日、古式に従って(おそらく木と木を擦り合わせて) おこした御神火。この火は絶やすことなく一年間 本殿で灯し続けれそうです。この火をおこす時に、鉋屑とともにオケラ(乾燥した)が用いられるので、「おけら火」と呼ばれているのでしょう。

植物のオケラを燃やすと、香りが立ち上り、東北地方では これを蚊取り線香代わりにしていたそうです。また、衣類を燻して虫除にしたそうです。


オケラは昔から生薬としても有名。お正月に飲む お屠蘇 に入ってる屠蘇散の主成分はオケラ。また、オケラは邪気を除くとされ、だから 「おけら火」が生まれたのでしょう。無病息災や厄よけを祈る火。


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「おけら火」は「おけら灯籠」に移されます。本殿前の「おけら灯籠」です。願い事を書いた「おけら木」も燃やされています。この灯籠の火を、火縄に移し、家に持って帰り、神棚のロウソクの火をつけたり、新年のお茶を沸かしたり、雑煮を炊く火種としたそうです。昔は おくど( 竈)、今ならガスの点火でしょうか。

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一度は来たかったオケラ参り。こういう行事は大好きです。 本殿前にはたくさんの人が並んでいたので、昼間、下見してしておいた 裏の方にある オケラ灯籠に移動。

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予想通り裏の方は ほとんど人がいなく。 「お手伝いしますよ」 状態でした。「お爺ちゃんが手伝ってあげよ。 火が消えそうになったら ぐるぐる回してね 」 


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我が家も おけら火 を頂きました。火縄がどんな素材で、できているのか分かりませんが、ぐるぐる回さなくても火はしっかり燃え続けていました。 境内は ぐるぐる回す火縄で危ないよ になっていました。「あの~私たち観光で来たんですけで この火、これからどうしましょう?・・・・」 「我が家もそうなんです」  門の所で火を消して、有り難く持ってかえりました。


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それから祇園で ニシン蕎麦を食べて、また、バスに乗って八条に帰りました。 




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 持って帰ったその火縄は 「火伏せのお守り」 として祀っています。

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by ab300211 | 2013-01-19 23:34 |