森羅万象

1898 京都(2)西寺、羅城門

初詣に東寺へと向かう八条の大通りから 「 こっちだよ」 と住宅街の道に入り、走っていくと 「えっ ここ京都!」 の驚きの風景が出現しました!

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「ここが西寺跡だよ」 住宅地に囲まれた かつては西寺があった場所です。西寺は東寺とともに創建された国の寺

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嵯峨天皇の8世紀初めには完成。往時はこういう感じだったそうです。が、13世紀に消失し、再建されることなく跡地だけが残っています。 この想像図は、西寺の周りが妙に水っぽい感じで描かれています。東寺に比べ、水はけが悪く、住宅地としては人気がなかったようです。  

今の八条~九条は、都会も都会の京都の街並みですが、住宅地の中のポツリポツリと畑が残っています。何を植えているかな?と覗いてみると、芹 が青々と育っていました。ついでに クワイ も。どちらも水辺の野菜です。


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経営手腕も勝っていた弘法大師の東寺は今も栄えています。が、西寺跡もなかなか趣がある風景です。

「じゃ- 次は羅城門跡に寄ってみようか」 東寺のちょっと手前の九条通りに 「羅城門跡」 というバス停があって どこらなか?と前から気になっていましたが、 とっくに調査は終わっていて、付いていくと

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あっという間に羅城門跡に到着しました。 九条の大通りから ちょっと中に入って、家に囲まれた町の小さな公園の この場所に羅城門が建っていたそうです。


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羅城門はこんな感じ(京都文化博物館が作った模型)、巾が35mで高さが25mの、大きな門。 羅城門は都の南端の九条にある、これから南は洛外で、門を入ると都の内の、都の正門だったそうです。

羅城門の東と西に 門と都を守護するために建てられたのが 東寺と西寺。暴風雨で壊れた羅城門は一度は再建されましたが、10世紀末に再び壊れ、それ以降は修理されることなく放置され。羅城門の辺りも次第に荒れ果てて、夜は誰も近づかない物騒な場所になっていったそうです。

滅びていくものには、人の心をかき立てるものがあるようで・・・・羅城門を舞台にした 渡部綱と鬼の闘いの「羅生門」 芥川龍之介の「羅生門」 などの物語も生み出されています。


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黒澤明の名が世界に知られた映画は 「羅生門」 です。


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その羅城門を示すものは ただこの石碑だけ。 「見えないものを観る」 のは面白いですね。さすが、歴史がある、千年の都、京都です。 良い物の見たぞの 東寺の初詣でした。



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by ab300211 | 2013-01-07 22:27 |