1876 川尻岬のダルマギク
まだ北風も吹かず 穏やかな秋が続いているので 日本海に突き出した、向津具半島の川尻岬に行ってみました。 向津具は「むかつく」と読みます。 どういう意味なんでしょうか? 海の向こうはアジア大陸で、古代には 中国や韓半島からの文化の通り道、謎が多いこの辺りです。 なお 中国を追われた楊貴妃が半島に辿りつき一生を終えたの観光地 楊貴妃の里 というのものあります。これは ジョ-クとしてはよく出来ています。
人口は少ない過疎の半島ですが、完全舗装の二車線道路が半島を貫いていて、さすが、大物政治家の地盤! と感心しながら走っていくと 川尻岬に到着です。
川尻岬は駐車場・炊事場・東屋・トイレ完備、食堂もあった、ちょっと昔は流行した観光地だったのですが 今は寂しい川尻岬です・・・が、それでも芝生はきれいに手入れされていました。
しかし、荒波が打ち寄せる岩場が続く、遠くからも釣り人が来る 有名な釣りスポットです。この日も釣りの車が10台くらい停まっていました。
岬の先端は小山のようになっており その頂上には小さな灯台が・・・馬の背のような尾根を伝って先へすすみます。尾根の両側は切り立った崖で 落ちると危ない道です。(写真ではそう見えませんが 実際はそうなんです) 本日の目的地は右側の岩場です。
尾根道を乗り切って右を見ると 玄武岩でできた岩崖が続き。本土の方を振り返ると 小さな俵島の向こうにお皿を二個の角島と角島大橋が はるか彼方に見えます。
転がると命が危ない磯の岩場には ダルマギクが生えています。
「こんな所に生えなくてもいいだろっ」 ダルマギクは岩好きの頑固な奴です。