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森羅万象

1847 ホザキミミカキグサ

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サギ草が咲く 小さな湿原の茂った草の間に、背丈は10cmくらい、細い茎の先に、米粒くらいの赤紫色の花。 ホザキミミカキグサの花でした。

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米粒くらいの大きさでも、この モウセンゴケの花ように尖った部分があると オ-ト・フォ-スでも (眼力に自信がないので デジカメのピント合わせは、カメラにお任せのオ-ト・フォ-スで撮っています) ピントは楽に合うんですが・・・・このホザキミミキカキグサの花のように、米粒くらいで、、丸っこくて、鋭角的なとこが一つもない、淡い色合いの物体、の撮りは、とても難しく ・・・そこらは経験を活かし、あれこれ補正しながら撮ってみました。 

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打率2割くらいで 何とか見られる写真が撮れました。簡単デジカメで手持ちでは、これくらい限界ですが?、上から、横から、斜めから・・・・ 撮った写真をパソコンで見て、初めてどんな形か分かりました。 下の花弁が前に ぐんと突き出た こんな形でした。

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これがやや枯れかけた葉です。が、この葉を辿っていくと、水混じりの泥の中に、タヌキモと同じような 微生物を捕まえる捕虫嚢があるはずです。ホザキミミキカキグサも その捕虫嚢で微生物を捕まえ、それを栄養にして育つ食虫植物です。 栄養のない湿地で発展した生き型です。

と、何とか写真が撮れました。なお、このホザキミミカキグサは 種が 耳掻き の形をしていません。

写真と言えば、写真家でジャ-ナリストで、雪氷学が分かる、弟から昨日、『剥き出しの地球 南極大陸』 -新潮社 2700円-が届きました。第49,50.51次南極観測隊の 地質調査の隊員として南極に3度行った弟の 調査旅行で撮影した、写真と文の南極の本です。 南極物の本はは売れないそうですが上田さんに続いて、本になりました。売れるかな??

機材のとこを見たら ニコンのデジカメが3台、フィルムカメラが2台、フィルムカメラの一台は メカニカル・カメラの最高峰 ニコンF2でした。 F2は私も2台持っていますが、弟のは ほんのちょっとしか造られなかった憧れのチタン製のF2です (-.-;)y-~~~。

果てしなく拡がる氷河を眼下に見ながら 空を舞っている ユキドリの写真 が印象的で、よい写真だなぁと思いました。兄は小さな湿地で米粒を撮り、弟は南極大陸で、惑星規模の写真を撮る そこらが楽しいですね~
 


by ab300211 | 2012-08-23 16:31 | 植物