森羅万象

1727 オケラ

ヨ-ロッパ言語では名詞を、男性名詞、女性名詞、中性名詞に分け、冠詞はそれぞれ違っており・・・・太陽は男性名詞、月は女性名詞、花は? 女性名詞です。

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しかし、オケラに関してはそれは当たってません。ガッシリした丈夫な茎、クッキリした分厚い葉、葉の数も多からず、少なからず

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魚の骨状の「ほう」で身を固め、和して動ぜずの孤高の姿。

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引き締まった体に、ボリュ-ムがある花。実に男性的です。と、思いません?

大人になると いかつい体ですが、若い頃は 「山で美味いは トトキにオケラ」と山菜のエ-ス、大人になって 根は健胃・整腸・息切れ・利尿の薬草となる、お役立ちの奴です。

万葉の時代には、「うけら」と呼ばれ  「恋しけは 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ」 と歌にも詠まれています。 が、青森ではカイブシコケラ(蚊をいぶす)と呼ばれてるそうです。オケラには香り物質が多く いぶすと香気が立ち、蚊が逃げる効果あり。だそうです。


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薬効を認められお正月のお屠蘇の素にもなっています。が、お正月と言えば 大晦日から元旦にある 京都の八坂神社の 「おけら祭り 、参り」が有名です。乾燥したオケラを燃やし、立ち上る煙の方向で吉凶を占い、燃やしたオケラの火を、境内に吊された灯籠に移し、各自それを火縄に移し、移した火を消さないように火縄をくるくると回しながらの持ち帰り、持ち帰った「白朮火」を神棚の灯明に灯したり、雑煮を炊く火種に用いるなどして新年を祝います。燃え残った火縄は「火伏せのお守り」として、台所にお祀りします。なんだそうです。
という霊験もあるオケラです。



資料映像 祇園祭りの頃の京都八坂神社


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ちょっと待った~ みんな雌花と違う!! わたしが雄花ですっ。

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by ab300211 | 2011-10-15 22:20 | 植物