森羅万象

1626 ちょっと北海道(8)北大植物園のトリカブ

『俺たちが学生の頃は 秋になったら授業さぼってクルミ拾い。リスも走り回ってたぞ』 と言う北大の植物園。その植物園も時代に遅れないようバラ園も造られ、札幌の観光スポットになっています。
が、広大な園内には、湿地ありエルムの大木あり、北海道の原野の雰囲気が味わえるよい場所で、ここへ来るのは四度目です。

9月下旬でしたが、トリカブトの花に間に合いました。トリカブトは北方系の植物、中でも北海道にはあれこれのトリカブトがあり、植物園にはそのコレクションが。


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アポイトリカブト(ヒダカトリカブト)、エゾトリカブト、エゾトリカブトとウゼントリカブトの雑種、オクトリカブトなどが植えられており、トリカブト園から逃げ出して、林の中でも咲き乱れ・・・しかし、名札を見てもどこかどう違うのか全く分からずお手上げ状態でした。

「日本には二十数種のトリカブトがある」とされていますが、専門家にとっても分類が難しく、その専門家もほとんどおらず、確かな事はほとんどなく、その結果、○○トリカブト、△△ブシ、□□ブシという感じで、ご当地名がついたトリカブトが土地の数ほどあり・・・・ということになっているようです。
トリカブトの分類は野放し状態であり、違いが分からなくても安心のなので、ただ「トリカブトの花はやっぱりええなぁ~」で見て回りました。
なお、トリカブトの別名はブシ。根の呼び名、生薬名、からからきています。親の塊根がウズ、子の塊根がブシです。



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アイヌの人達は弓矢の先に根から採った液を塗り狩猟に使っています。この矢が当たるとヒグマもいちころの日本最強の猛毒植物ですが、不思議な形と色合いには妖しい魅力があります。何がなんだかさっぱり分かりませんでしたが、入場料を払っても絶対損はしない楽しい植物園です。


 

資料映像 「ダヤック族の吹き矢の矢」

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かつてボルネオ島のインドネシア領のバンジャルバルの隣町、マルタプラの市場で、ダヤック族の人に頼んで作って貰った、吹き矢(実用品)の矢。矢は20cm足らずの竹籤(たけひご)で、元の方にはキビガラのようなもの(植物の髄)がついています。この先に毒(ボルネオでは何の毒?矢毒カエル?)を塗ってイノシシや鳥を狩ります。矢は頼りないような軽さですが、10m先のミカンにも命中の優れもの。私が持ってるお宝中の第一等自慢の品です。
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by ab300211 | 2011-10-05 17:09 | 植物