森羅万象

1643 カルガモ

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水が貯まった田んぼにカルガモが50羽くらいたむろしていました。カルガモと言えば子育て。テレビのニュ-スで毎日話題になっていた時も。記憶では皇居がすぐ前の、お堀端にある三菱ビルのカルガモ一家の行進が皮切りだったような・・・それが今では、カルガモや他の鳥たちは、鳥インフルエンザで敬遠され、「白鳥やカモにエサをやってはいけません」の時代に。

生物愛護や自然を大切には、あくまで人間にとって都合がよいか、悪いかで決まる訳で・・・それは、当たり前の事であります。最近目立つ「自然保護は善行です顔」の自然保護派はそこらをよ~く考えてやってほしいものです。自然保護は地球のためではなく、あくまで人間が生き延びるために必要なことであります。から、やらなくてはなりません。が、なぜか?という心構えをはっきりさせておく事が出発点です。
鳥が災いの素と敬遠されるのは、やがて鳥のウイルスが人間に感染するからですが・・・・鳥とヒトの間でウイルスが行き来するのは昔から知られていることで、何を今更と思わない訳でもなく・・・・というよりは、蚊やネズミ、貝などが人間の病気の素。となっているのは常識です。


ちょっと話題が飛びますが、ウイルスが生物間を飛び回って、遺伝子の運び屋になるのは、学生時代に医学部であった実習でも実験して習いました・・・当時としてしては革新的な実習であったし、S先生やM先生は著名な世界のDNA生物学のパイオニアでありましたが、学生の本分として「めんどくさ よく分からん 今日は何時に終わるかな」であったわけで、申し訳ないことをしたなと反省しています。


ところで、DNA生物学時代になったから、何でも分かってきた。と、思っている人が居たらそれは完全に間違いです。例えばヒトのDNAの95%くらいは無駄(役に立ってないという役に立っている)、とか、ヒトDNAの中には他の生物の遺伝子が無数に組み込まれている。なぜなん?ますます謎が増えるばかり。謎が増えることは進歩している証拠であり、それが科学の進歩というものです。科学が進歩するので、解決すべき問題はどんどん増加しています。


「この生物の名前は?」の分類学にもDNAは活躍していますが、パズルの全貌は分かっても、パズルの断片が増え続け、「これは○○です」と答えるのはさらに悩ましくなっているようです。


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50mくらい離れていたので、もうちょっと近づいて、と思った瞬間、逃げ始めました。とっくに気がついていたようです。鳥ってほんとに目が良いと感心します。

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一斉に飛び立って、カメラが間に合わず、ピントはボケボケになりましたが、カルガモの羽の色はこんなにきれいなんだと感激しました。



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by ab300211 | 2011-09-20 10:36 | 動物