1685 ササユリ、小百合
梅雨のしっとりした草原でササユリの花が咲いてきました。ササユリの別名は「小百合 さゆり」。さつき、さおとめ、さなえ、さゆりの「さ」は五月のこと。旧暦の五月は6月の今頃なので、ササユリ、小百合は6月のユリです。
控え目のようで個性的、楚々としているようで華やか。ササユリは日本を代表するユリですね~
ササユリは日当たりのよい ほどほどの草丈の草原によくあります。日本列島で農業が始まった頃から、そんな草原が増え、どんどん拡がっていったのでしょう。が、最近は「昔はどっさりあったのにね、最近は見かけなくなった・・・」。との声が。有機農業が衰退し、ササユリが生える草原が減ってきたのが原因なんでしょう。が、もう一つの原因があるかもしれません。自分の庭で咲かせてみたいササユリなので、見つけたら掘っていく人もいるようで、球根も売られていますが、その出所はどこなんかしら?「需要は供給を喚起する」 。やはりササユリは野原で見た方がきれいなユリです。